バーバラユ
共同創設者兼社長
バーバラ・ユは長期的経営理念として世界有数の専門家を集めた共同研究によるシトリン欠損症治療法の探求と、この希少疾患を持つ患者へのグローバル規模の支援を掲げます。この理念のもと、バーバラは夫であるイェン・ハウ・タイと共同でシトリン財団を設立しました。設立以来全ての助成金はこの二人の設立者より賄われています。
略歴
YH2キャピタルの共同設立者兼共同CEO。YH2キャピタルは長期的な投資アプローチを採用する投資会社であり、同社の投資リターンは設立以来一定して市場を上回る。
YH2キャピタル設立以前は、2006年から2010年までイートンパーク キャピタルマネジメントのアジア責任者として、アジアにおける公開・非公開投資を統括。2006年の設立以来、同社アジア・ポートフォリオ・ビジネスの立ち上げ、構築、管理を担当。
イートンパーク入社前は、香港にてゴールドマン・サックスに5年間勤務し、株式部門の専有投資事業を担うアジア太平洋地域の企業主要戦略グループの責任者となる。ゴールドマン・サックス入社前は、モルガン・スタンレー ニューヨーク本社と香港支社で合併、買収、再編を担当。
1998年にケンブリッジ大学を卒業、法学の学士をダブル最優等学位で取得。法の功績によりノース・ディアス奨学金を、商法の功績によりノーソン・ローズ賞を授与。ジャーディン奨学生。
イェンハウホウタイ
共同創設者
長期投資手法を採用している投資会社YH2キャピタルの共同創設者および共同最高経営責任者。YH2キャピタル設立前は企業家・投資家。1999年にオンライン不動産会社を設立、香港で最大のオンライン不動産事業に成長させる。事業売却後、上海、北京、香港、シンガポールにて不動産投資開発に手を広げる。
企業家になる以前は、アジアの投資家ABの未公開株式部門に勤務。コンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーのグレーターチャイナ事務所にて経営コンサルタントのキャリアを開始、中国、日本、東南アジアの政府および大手多国籍企業に対して、電気通信、消費者製品、情報技術、政府政策、小売部門を助言。
ハーバード大学を経済学の学士で卒業。ASEAN奨学生。
イェンフォン・タイ
委員
MBBS、MRCP、PhD。インペリアル・カレッジ・ロンドンのチャリング・クロス病院の顧問神経科医と臨床上級講師。シドニー大学医学部を首席で卒業。ケンブリッジとロンドンにて臨床神経学の訓練を経験、インペリアル・カレッジ・ロンドンにて医学博士を取得。
神経変性病における神経保護治療法の発症機序と治療反応を研究するための機能的画像化を使用する研究経験を持つ。近年は脳深部刺激などの運動性疾患の治療を改善するための技術や神経調節の使用にも関心。臨床試験のためのオープンアクセス患者登録の設置も経験した。
リオンクエック
科学/医療開発 ディレクター
シトリン財団内のサイエンス研究コンソーシアムや外部バイオテクノロジー、製薬企業等と緊密に連携し、財団の科学分野の発展を先導する。財団が助成する研究プログラムを監督しシトリン欠損症に関する基礎科学の理解と治療法の開発という目標の推進に努める。また、トランスレーショナル・リサーチャーとして、臨床医と緊密に連携し、臨床と基礎科学の掛け渡しに努め、新しい治療法開発に向け取り組む。
米国ペンシルベニア大学で耳鼻咽喉科のRobert Lee教授に就き博士研究を修了。3D培養した気道細胞における苦味成分の抗菌作用と、そのような化合物が呼吸器感染症の予防にどのように有効であるかを研究テーマとした。
豪州メルボルン大学で生物医学の学士号と薬理学の博士号を取得し、喘息の基盤となる免疫学的メカニズムを研究。博士課程では、メルボルン国際研究奨学金と欧州呼吸器学会研究旅費奨学金を授与され、英国サウサンプトン大学での研究の一部をカバー。同学で喘息研究の第一人者であるスティーブン・ホルゲイト教授とドナ・デイヴィス教授のもとで研究を行った。
シャイマ アルタカウィ
患者エンゲージメント・
臨床プログラムマネージャー
ロンドンを拠点とし、患者支援活動および患者参加型活動の提案、監督、確立に従事する。具体的には患者支援ツールやリソースの開発、活動の企画、患者と臨床医とのコミュニケーションの促進などに取り組む。また新たな提携先の構築、将来的には臨床研究のサポートにも携わる。
英国バーミンガム大学でビジネスマネジメントの学士号を取得。その後2年間、旅行やフリーランスのライティングプロジェクト、編集フェローシップを経験。2020年には、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで心理学の修士号を取得。サウジアラビアでの幼少時代を背景に、文化的背景を重視した幸福へのアプローチに情熱を注ぐ。
修士研究では、希少認知症介護者の悲壮感の感情処理における創造的手法の使用について評価。在学中、認知症ケアの専門家として働き、卒業後はUCLの研究助手として希少認知症サポートに参加。
浅見 ゆりか
統括アソシエイト
ロンドンを拠点に、患者さまへの支援をはじめ、様々な研究機関の臨床医や研究者との共同作業まで、多岐に渡って様々なプロジェクトを支援している。当財団の日本サイトやSNSプラットフォームの開発・促進、食生活に関するご相談、患者さまやそのご家族とのコミュニケーションや支援に従事する。
関西学院大学(兵庫県)で生命医化学を専攻し、学士号を取得。スルフォラファン(ブロッコリースプラウトに多く含まれる天然化合物)の老化防止や寿命延長に及ぼす影響について研究をしていた。
その後、英国インペリアル・カレッジ・ロンドンにて、さらなる研究と実験生活を迎え、修士号を取得。大学院では2つの研究室に所属し、細胞やマウスモデルを用いて、免疫学や癌などの研究テーマに取り組んだ。
東京で生まれ育ち、英語と日本語が堪能である。近年では、基礎的な韓国語も習得している。
アンドレア・タン
フィランソロピー・アソシエイト
アンドレアは、財団の管理・運営サポート、財団の研究プロジェクトやコラボレーションの管理を担当している。また、財団のネットワーク内の患者さん、研究者、臨床医とのコミュニケーションや連絡を通じて、財団のイベントの企画・実行を企画・支援し、財団のさまざまな取り組みの開発・実行に貢献している。
テマセク・ポリテクニックで老年学マネージメント研究のディプロマを取得し、デュークNUS高齢化研究センターでは研究助手を務めた。また、バッファロー大学ではコミュニケーションと社会学をダブルで専攻し、学士号を取得した。